多くの人が疑問を持たれてるがこれ、
「ピラティスとヨガの違いについて」
身体に不調が出てきて、ヨガとピラティスどっちが良いのだろうか?
似たようなものに捉えられがちですが、実は全くの別物です。
今回は理学療法士とピラティスインストラクターの視点からヨガとピラティスの違いについてお伝えしていきます。
これを読めば、自分に必要なものがどちらかを見極めることができます!
ピラティスとは?
そもそもピラティスとは何か?
最近ではほとんどの人が聞いたことがあったり、一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
そんなピラティスは若い女性の間で流行っており、主にボディメイク、姿勢改善として人気を集めております。
しかし、そんなピラティスはなんと、
ドイツ人のジョセフ・ピラティスさんという男性が戦争中に負傷兵へのリハビリ目的として開発したのです。
ピラティスは呼吸や姿勢に着目して、普段使われていない身体の深層の筋を鍛えていきます。
そのため、ジムでの筋トレやランニングなどの有酸素運動に比べて、痩せる、筋肉をつけるというような部分では劣っています。
しかし、リハビリ目的のため、普段の姿勢や肩こり、腰痛などの不調改善にはもってこいのツールと言えます。
ピラティスとヨガの違いは?
ピラティスとヨガの違いは歴史に違いがあります。
ピラティスの歴史

先述したようにピラティスはリハビリの目的で始まりました。
1914年ごろ第一次世界大戦で負傷兵へリハビリとして開発されました。その開発者がピラティスさんという方なので「ピラティス」となっております。(人の名前と聞くとびっくりですよね!)
ピラティスさんは今で言う看護師のような存在で働いていましたが、負傷兵に対して、病棟のベッドを改造してバネを取り付けたりして、リハビリの指導をしていました。
そのエクササイズの中にはピラティス氏が幼少期から行なっていたとする体操、ボクシング、ヨガなどあらゆるトレーニングからエクササイズに取り入れたとされています。
その後、ニューヨークにわたりダンサーやセレブの間で広まりました。
その後徐々に世界に広がり、今では日本でも認知されるようになりました。
ヨガの歴史

ヨガの起源はインドで約4,500年前のインダス文明の時代に遡ると言われています。
インダス文明ンボ都市遺跡「モヘンジョダロ」ではあらゆるポーズをとる陶器の像や座法、瞑想する神像などが多く発見されている。
日本では806年ごろに空海が中国から持ち帰ったことがきっかけでヨガが伝わりました。
ヨガの本来の目的は心と体を調和させて、心身ともに健康にすることです。
ピラティスよりもヨガは精神的な部分へのことが多いと言えます。
ピラティスとヨガも目的をまとめると
・ピラティスは身体の機能を良くするため
・ヨガは精神を安定するため
こんなイメージでいいと思います。
それではピラティスの効果はどんなものがあるのでしょうか?
ピラティスの効果
ピラティスの効果は
・肩こり、腰痛などの慢性的な痛みが改善される。
・姿勢が整う
・自律神経が整う
・柔軟性、インナーマッスルがつく
になります。
さらに、医学的にもピラティスは慢性腰痛に効果があると示されており、
ピラティスの運動効果のメカニズムとして体幹などの筋力強化に加えて、固有受容感覚の向上、運動神経機能の向上するとされています。
特に固有受容感覚とは、筋肉や関節などの受容器から発信される感覚で、身体の位置や動き、力の入れ具合などを把握する感覚で
運動や姿勢の制御を向上させるのに必要不可欠であります。
結論、身体の使い方が上手くなる、正しい姿勢の位置が感覚的にわかるようになると言うことになります。
それではピラティスはどのような人が向いているのでしょうか?
ピラティスをやるべき人・向いている人
ピラティスをやるべき人・向いている人は
・肩こり、腰痛を改善させたい人
・姿勢改善したい人
・引き締まった健康的な身体をつくりたい人
・将来の予防のために運動したい人
です。
さらに私のところでピラティスを受けることをおすすめする人は
・整形外科疾患を持っている
・ピラティスや整体に行っているけど症状が変わらない人
・国家資格を持った専門家にしっかりと身体を見てもらいたい人
です。
このような身体の悩みがある方はぜひ一度ご相談ください。